2007年10月15日

エコノミークラス症候群の診断

エコノミークラス症候群の診断のとしては、まず臨床症状からエコノミークラス症候群を疑うことが重要です。同様の症状としては虚血性心疾患という疾患を疑うのが通常といわれていますが、常にエコノミークラス症候群を念頭に置く必要があります。

エコノミークラス症候群の確定診断には画像検査で肺血流の不自然な欠損や血栓の存在が証明できればエコノミークラス症候群と確定します。

従来のエコノミークラス症候群の検査としては肺血流シンチグラムが最も適しているとされてきたが、1990年代の後半に造影CTの優位性を証明した論文が発表され、造影CTあエコノミークラス症候群の検査に最も適していると変化してきたのです。

2003年に発表されたBritish Thoracic Societyのガイドラインではエコノミークラス症候群の診断にD-ダイマー測定と造影CTを用いることが推奨されている。

エコノミークラス症候群では一刻も早い治療が必要であり、速やかに診断をつけなければならないです。日本では欧米に比べCTの普及率が高いため、造影CTによる診断は現実的で有用であると思われるが、2005年現在でも実地医療におけるエコノミークラス症候群の診断法は未だ確立されているとは言い難い現実もあるようです。
posted by KOYUT at 20:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする